山形県の伝統野菜【おかひじき】。
山形に住み始めた時、春になるとスーパーにズラリと並ぶ見たことのないおかひじきという野菜に驚いたものです。その辺の道端で摘んできたの?と突っ込みたくなる見た目です。
反対に山形県民からは、おかひじきを知らないことを驚かれました。県民にとっては、給食にも出る程メジャーで、誰もが知るお馴染みの野菜なんだそうです。
早速この謎の野菜についてご紹介していきます。
おかひじきとは?
おかひじきは、海岸に自生する草ですが、海藻ではなく野菜です。
庄内の沿岸に生えていたものが、最上川を渡り、県内内陸に位置する南陽市で栽培が始まったと言われています。海藻のひじきに形状が似ていることからその名が付けられました。【丘ひじき】と表記されることもあります。
現在では全国で栽培が行われ始めているそうです。
栄養素
カロテンはキャベツの172.2倍、ビタミンAなら170倍。カリウムや鉄といったミネラル分のほか、ビタミンCも豊富!
しかも低カロリーなので、もりもり食べれるダイエット食としても良いですね。食感は超シャキシャキ。他に例えられるものがないほどに、独特なシャキシャキ感です。
食べ方
クッキングサイトには様々なおかひじきを用いたアレンジレシピが掲載されています。
でも、山形県山形育ちの方に美味しい食べ方を伺ってみると『え、おひたし以外あるの?』という回答。
そう、シャキシャキ食感が楽しく癖のないおかひじきは、おひたしがベストなのです。雑草的な見た目も、茹でると綺麗な緑色になります。
アクがあるので30秒〜1分程茹でるのが一般的。 冷水にあげて食べやすい大きさに切って水気を絞ります。練り辛子とめんつゆで和えればおつまみおひたしの完成です。ツナやマヨネーズを使えばお子様も喜ぶおかずレシピに。
我が家は揚げと和えます。
まとめ
一度おかひじきを食べた東京の知人は、春になると「おかひじき送って〜」と連絡が来るように。関東のスーパーでもポチポチ置かれるようになったようですが、やはり山形産おかひじきのシャキシャキ感は格別のようです。
県内にはおかひじきが食べられるレストランも沢山ありますので、追い追いご紹介していきたいと思います。
4月〜9月くらいであれば、山形県内スーパーのほか、道の駅や農産物直売所に売られていますので是非試してくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!!