山形県白鷹町の新観光名所として2017年にOPENした【佐野原五百羅漢園】。まるで中国か台湾にでも旅行に行ったような、その異国感溢れる空間についてご紹介します。
山形県の最上川沿い、寒河江と白鷹町を結ぶ田舎道287号線を走ると、明らかに場違いで異空間な建物が見えてきました。
この【佐野原五百羅漢園】は山形県白鷹町にあるコンクリート会社が整備した施設で、置かれている数々の石像は中国の石職人が作り上げたものなのだそう。
広さ5,000平米の敷地に、所狭しと様々な石像が並べられています。エントランスから中華的なBGMが鳴り響き、いきなり異国に来た気分。
入園料はやや高めの1,000円。
雪深い場所だけあって冬季は閉鎖です。
犬の入園が可能か確認すると
「リードで繋いであれば大丈夫ですよ〜。」とのこと。
エントランス付近に置かれた少林寺小僧たち。その奥に流れているのは最上川。
雪解け水は綺麗なエメラルドグリーンです。
いきなりインパクト抜群の指の石像がお出迎え。マイナスイオン浴びまくって気持ち良さそうな指の腹。笑
ポスト達は値段の札が付いていて、販売もされているようです。他にも金額が貼られた石像がチラチラありましたが、運搬費が高そう。。
さて、こちらが圧巻の五百羅漢。
日本最大級の規模だそうです。
五百羅漢には必ず探し求める人の顔があると言われており、怒り顔、真剣顔、爆笑顔など、一体一体が異なった表情をしています。
ウチの愛犬はこの石像が気に入ったのかな?思えば夫にやや似ているような。。笑
五百羅漢の中央にはお釈迦様が置かれており、そのお釈迦様に向かって五体投地をする石像。五体投地とは、仏教で最も丁寧な礼なんだそうです。
三国志のお三方は等身大以上。
白なのになかなか躍動感があります。
ん?カッパ?急にどうした?
テイストが他とだいぶ異なります。
現代的にハートが貼られた夫婦の石像。
見えいるだけで恋が叶いそう。笑
敷地の中央には軽食が売られた休憩所が設けられており、山形らしく玉こんにゃくや米沢牛コロッケの他、かき氷やドリンクを購入することができます。
園内でもずーっと流れ続けている中華BGMのおかげもあり、もうすっかり台湾辺りに旅行に来た気分。普段なら甘すぎて絶対頼まないタピオカミルクティーとか飲んでみてしまいました。
休憩所から望む最上川の絶景。この景色を見るだけでも来た価値があります。白鷹町だけに鷹があちらこちらで優雅に飛び回っています。
そして反対側にはズラリと並ぶ五百羅漢。
まるでこちらが舞台であちらが観客のよう。
個人的に印象深かったのはこのその辺に置かれていた石。一見なんでもない石に見えて、沢山の猿や鳥が掘られています。
池の鯉には100円で餌やりができました。
2017年の開園と同時に放たれたのか、まだ成長過程のようで皆小ぶり。鷹対策のネットがばっちり貼られています。
七福神に見送られ、佐野原五百羅漢園を後にしました。
車に戻った瞬間「あ、ここ国内だった!」と現実に引き戻されましたが、本当に何度も中華圏旅行をしている錯覚に陥りました。
「心の安らぎの場」の提供がコンセプトのようですが、安らぎよりは旅行的ドキドキ感があったような。山形県白鷹町の新名所【佐野原五百羅漢園】で是非皆様も異空間を体験してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!!
佐野原五百羅漢園
0238-87-0737
※休演日は事務所にお問い合わせください。