雪解けが進む春の福島県大内宿。江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みは、昔話の絵本挿し絵で見たことあるような懐かしい雰囲気。ズラリと並ぶ茅葺き屋根の建築物は、お土産やさんやお食事処などそれぞれ観光客向けのお店となっています。
驚いたのは、大内宿には外国人団体客が多く来ていたこと。おそらく日本人観光客より割合が多かったのではないでしょうか。THE日本風景楽しんでくれているようで嬉しいですね。
さて、街並見学は勿論ですが、名物【ネギ一本蕎麦(高遠そば)】を食べてみたいというのが今回一番の目的。箸のかわりに、ネギで蕎麦を食べるとはなんとハイセンスなのでしょう。数あるネギ一本蕎麦を提供するお蕎麦やさんの中から選んだのは、丁度中心辺りにある【大黒屋】。
客席は「おばあちゃん、久しぶり!ただいま!」言ってみたくなるような古民家の居間。そして畳の部屋の広いこと!
2キロのチワワを連れて行ったのですが、ワンコは外の見えるところに繋がせてもらえました。その窓がよく見える席に通してくださいました。蕎麦好きな2キロのチワワは羨ましそうに、ずっとこっちを眺めて遠吠えしています。笑
(一部ネットで『大黒屋はワンコOK』との情報がありましたが、2019年現在店内はNGです)
待つこと10分。来ました!!ネギ一本蕎麦!!
太めの立派なネギがまるまる一本どどーんと器に乗っかっています。ネギを少しずつかじりながらお蕎麦をいただくわせですが、生ネギですからなかなかインパクトがある辛さ。
ネギ一本蕎麦1,080円
当然ネギで蕎麦をすくうのは難しく、蕎麦がネギから落ちる前に口の方で蕎麦を迎えに行って食べる…といった具合。甘めのおつゆとぴりっと大根おろし、そして喉ごしのよいさらっとしたお蕎麦、そこに辛いネギをかじります。日本人魂に響いて、たまりません!
ネギは半分以上残ってしまいましたが、丁寧にラップに包んでくださり持ち帰ることがでぎした。(後日料理に入れて美味しくいただきました。)
こちらは夫が頼んだ、温かいお蕎麦。まだ積もった雪が残る寒い日だったので、「ネギ一本蕎麦は冷たいのしかないから、温かいのも食べてみ〜。」と勧めてくださいました。
きのこ蕎麦980円
キノコとネギがたっぷりで、あったかほっこり。これもまた美味しかったです。
日本らしさがそのまま残る大内宿。そして大内宿でしか食べられない名物、ネギ一本蕎麦。福島旅行の際は是非観光コースに加えてみてくださいね。
大内宿
大黒屋
住所:〒福島県南会津郡下郷町大内山本山本41 TEL:0241-68-2003
営業時間:8:30〜17:00(木曜定休)