山形県西村山郡河北町(以下 河北町)より、ご当地グルメ【肉そば】のご紹介です。
【肉そば】といえば、豚肉が入った温かいお蕎麦をイメージするでしょう。河北町の肉そばは、ちょっと珍しい鶏肉が入った冷たいお蕎麦。メディアなどでも紹介され、ご当地グルメとして随分世に知られるようになり話題になっています。河北町は、サクランボ名産地東根市のお隣にある小さな町。紅花の産地としても大変名高い町でもあります。
アクセスは車がないと厳しいかな。。
河北町内の県道に入ると、あちらこちらに【肉そば】ののぼりや看板を掲げたお蕎麦やさんを発見します。
今回訪れたのは、県立河北病院のすぐ向かいにある【といや】。いつも混み合っている超人気店です。
土曜日の正午に到着。3組程前に並んでいましたが、10分も待たず入店することができました。
センスが良いエントランスの飾り。
大きな窓と高い天井の開放感がある明るい店内。幅広い年齢層のお客さんで賑わっていました。
単品メニューの他、お得なセットメニューがあります。お蕎麦屋さんだけど、中華そばもメニューにあるのは山形流。
待つ事約10分、お料理が運ばれてきました!
肉そば+ミニかつ丼 1,050円
肉そばアップがこちら
おつゆは鶏肉の出汁がきいたコクがあるしょうゆ味。めんつゆと醤油らーめんの間のようなお味です。お蕎麦は山形らしく、こしがある太め麺。厚めの鶏肉が6枚も盛り付けられ、ちょっと辛いネギがたっぷりとかかっています。お蕎麦だけど食べ応えがあり、大変美味しかったです。
カツ丼アップがこちら
これがただのカツじゃない。ちょっとカレー味が効いたクセになる風味。もちろん衣は揚げたてサックサク。お蕎麦だけでボリュームがありますが、お茶碗一杯分以上の丼をペロリと完食してしまいました。
これで1,050円は安い!!ごちそう様でした。
ところで、肉そばは温かいものも選ぶことができるのですが、町の人は殆どの人が真冬でも冷たいものを注文します。なぜ寒い地域に冷たい肉蕎麦が生まれたのか、不思議ですよね。
その昔、河北町の辺りでは『外でお酒を飲む』といえばお蕎麦屋さんしかなかったそう。お客はまず、蕎麦の上に乗ったお肉をつまみにお酒を飲み、蕎麦を〆に食べていたそうです。
そのため時間がたってもお蕎麦が伸びにくい冷たいお蕎麦が主流となっていったと言われています。
なるほど、お客さんの知恵から発祥したグルメなのですね!
山形観光の際には是非召し上がってみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました!!
といや
住所:河北町谷地字月山堂392-1
電話:0237-72-3720
水曜定休
営業時間:11:00~15:30、17:00~19:30