東北地方から海外に行くのは、とにかくハードルが高い…。東北唯一の玄関口となる仙台国際空港に、是非もっとガンガン頑張ってもらいたいというお話。
海外旅行が趣味の私。独身時代東京でOLしていた時は羽田空港の近くに住み、『貯金<旅行』を掲げ、休みを見計らっては世界各国へと旅立っておりました。笑
それが東北に越してからというものの、成田や羽田までがもはや旅行的な距離になってしまったことにより、海外旅行とはめっきり疎遠に。東北から海外に飛ばしている便があまりに少なすぎる!!
東北地方空港のチャーター便
実は、宮城県を除く東北5県の地方空港でも国際線が全くないわけではありません。各県、チャーター便を用いてアジアを中心とした世界に向けて飛行機を飛ばしています。
特に福島県はチャーター便の招致にかなり力を入れており、ベトナムやハワイとのチャーター便運行を実現させては、福島の地方新聞を賑わせています。
だけどやっぱりチャーター便…。
週に何本運行などと本数が少ない、高い、マイルたまらない、そして多くの席はツアーとして旅行会社が抑えてしまう。ツアーであれば料金がお得なものもありますが、旅慣れている私としては、添乗員なしでフリーに過ごしたいところ。
やはりチャーター便は、決して使い勝手が良いとはいえません。
チャーター便を飛ばすことにより、アクセスが悪い東北にも外国人観光客が増加することの方には大きな価値があるものだと思っています。
仙台国際空港のフライト事情
そんな東北地方で、国際線の頼みの綱となるのが仙台国際空港。東北の空の玄関口です。
2019年8月現在、国際線は下記の便が運行しています。
ピーチ 仙台↔︎台北(毎日運行)
タイガーエア 仙台↔︎台北(水土は運行なし)
アシアナ航空 仙台↔︎ソウル(火木土は運行なし)
エアチャイナ 仙台↔︎上海 仙台↔︎北京(それぞれ水日のみ運行)
その他、タイとグアム行きがあるもお得意のチャータ便。
え!?東北の大都市仙台でこれだけ!?って思いますよね!?
中国、台湾、韓国以外は、乗り換えるか羽田成田まで行けよってことですね。仙台国際空港から海外に行く場合、行きたい場所をチョイスして航空券をとるのではなく、行き先を確認してどこに行くかをチョイスするいうことになります。
一部のコードシェア便を除き、マイラーにもなかなか辛いラインナップ。
仙台空港自体は、空港の目の前に駅があり、仙台駅まで僅か30分とアクセスは抜群なのです。実にもったいない。。。
この本数の少なさですから国際線のチェックインカウンター周辺は、お盆の真っ只中でありながらこのあり様…。
はい、ガラーン。
だから良い!仙台国際空港
ラウンジを利用してみたり、しばらく食べられない日本食を食べてみたり、多くの人は空港から海外旅行気分を楽しむのではないでしょうか。空港を行き交う外国人や免税店を見ては、これからの旅へのテンションがますます上がるものです。
仙台国際空港では充実したお土産物屋さんと仙台名物牛タンがいただけるレストランはあるものの、やはり規模はローカル空港。
民間なのに県営山形空港とそんな変わらないような…。
写真は出国審査後の免税店の様子。
ガラーン。
仙台国際空港では海外旅行出発前らしい空港の楽しみ方は期待出来ませんが、国際線が少ないからこその良いところがあります。
それは、全ての手続きが超スムーズであること。
搭乗カウンターの行列、荷物検査の行列、出国審査の行列、全てが無縁!!あまりにスムーズすぎて、国際線の空港到着基準である2時間前に空港に着いても、かなり時間を持て余します。
空港1階にあるプロント(みちのくラウンジ)ではコンセントを完備した座席があり、ここでコーヒーでも飲みながら余った時間をやり過ごすのがおススメ。
おわりに
年々外国人観光客が増えている東北地方。特に冬の良質な雪質のスキーは、雪が少ないアジアの観光客から大変好評のようです。東北の豊かな自然と美食については、きっと世界中の人たちから高評価を得られることでしょう!
外国人観光客の受入と、そして東北地方の人々への海外旅行行きやすさ向上のために、是非是非仙台国際空港への発着便増加を頑張っていただきたいものです。