久しぶりの更新になってしまいました…。
今回ご紹介するのは山形県上山市(かみのやまし)にあるこんにゃく専門店【こんにゃく番所】。県内で有名な老舗【丹野こんにゃく】の本店別名です。
こんにゃく番所では作りたてのこんにゃくを購入できるだけではなく、カフェやお食事処も併設した、まるで山形のこんにゃくテーマパーク。様々なこんにゃく加工品をいただけるのですが、これがまた本当に美味しい!!早速行ってみましょう!!
上山市の深い山々に囲まれた閑静な住宅街を車で進むと、突然立派な門構えが見えてきます。この日は2台の観光バスが来ていて大賑わいの様子。
門をくぐると立派な庭園が広がります。
まず向かったのは敷地内にあるカフェ、その名も【日々蒟蒻】。
和風モダンな雰囲気が素敵な広々とした店内。
テーブルが広く、またテーブルとテーブルの空間が広いのでゆったりと過ごすことができます。
席に着くと、お水とともにサービスの蒟蒻ゼリーが運ばれてきました。
半分凍った蒟蒻ゼリーは、袋から吸い出すように口に入れると、シャリっという食感の後にゼリーの弾力食感が現れて楽しい!お味はピーチ味。お土産コーナーで買う事が出来る人気商品のようです。
オーダーを済ませた後は、大きな窓に広がる豊かな緑を眺めてのんびりとした時間を楽しみます。奥には小川も流れていました。
都心では味わえない贅沢な景色。東京から遊びに来る観光客が山形に求めるのは、まさにこういう空間ではないでしょうか。
さて、いただいたのはこんにゃくパイケーキ。(単品:税込400円 ドリンクセット:税込700円)
サクサクのパイに挟まれているのは、ナッツのペーストとこんにゃく。風味豊かなナッツの香りに紛れて僅かにこんにゃくの香りが広がります。甘さ控えめでさっぱりしていていくらでも食べられるお味!!
もう一ついただいたのが、こんにゃくソフト黒豆こんにゃくかけ(370円税込)
黒いのは今流行のタピオカ…ではなく、黒豆となんと黒豆そっくりのこんにゃくです。よ~く見ないと黒豆なのかこんにゃくなのか分かりません。どちらなのかは口に入れてからのお楽しみ。こんにゃくはまるでタピオカのようなもちもちっとした食感です。
優しい甘さのソフトクリームにたっぷりの黒蜜、そして黒豆とこんにゃく。お値段もお手頃でとっても美味しかったです。
カフェに大満足した後はこんにゃく番所の本館に入ります。
扉を開けるとスタッフ皆さんの『いらっしゃいませ~!!』という元気なお声かけがなんとも温かい。カフェとは異なり、古き良き和の空間です。
ずらりと並ぶこんにゃくの加工品はその殆どが試食可能。食べ方やおススメは丁寧に教えていただけます。何を食べても美味しいので皆さん沢山購入していました。
さしみこんにゃくや玉こんにゃく等の定番ものから、こんにゃくドライカレーやこんにゃく蒸しパン等の変わりものまで種類が豊富です。もちろん、味付けなしのノーマルこんにゃくも売られています。
あれこれ試食しながら何を買おうか悩んでいると、『お茶を飲んでいかれませんか?』とお声をかけていただき、囲炉裏付きの趣ある椅子へと案内してくださいました。
席につくと、温かいお茶とこんにゃくラフランスゼリーのサービスを出してくださいました。タダでどれだけいただいているんだろう。笑
せっかく座ったのだからと買ってきた玉こんにゃくと、焼き鳥ネギ間ならぬ焼きこんにゃくネギ間。
山形住まいですから事あるごとに玉こんにゃくを食べていますが、ここのはダントツの美味しさかもしれません。よく味が染みているのはもちろん、こんにゃくの食感と風味が素晴らしい!焼きこんにゃくネギ間はこんにゃくが固めで焼き鳥を食べているような錯覚になりました。低カロリーなのが嬉しいですね。
本館奥にはお食事処があり、こんにゃく懐石をいただく事ができますが今回は見送りました。季節でメニューが変わるこんにゃくづくしの懐石料理は大変評判がよく、次回は是非食べてみようと思います。
こちらはどれにするか散々悩んで購入したこんにゃく加工品の、こんにゃくキムチとこんにゃく混ぜご飯の元。殆どのお品が500円~1,000円程でお値段もお手頃です。食べるのが楽しみ!
お店の至るところに『たかがこんにゃく、されどこんにゃく』と書かれていますが、私が感じるのは『さすが丹野こんにゃく』の一言です。
上山市の中心地からやや離れた場所にありますが、わざわざ行く価値の高いこんにゃく番所。是非一度足を運ばれ、おいしい山形のお味を楽しんでくださいね。
楢下宿 丹野こんにゃく(こんにゃく番所)
〒999-3225 山形県上山市楢下1233-2 電話023‐674‐2351
営業時間9:00~17:00(火曜定休・食事処11:00~)